男性更年期障害は何科で診てもらえる?症状別の受診科とオンライン診療のメリットを解説

最近、以下のような不調を感じていませんか?
- 疲労感が抜けず、集中力が続かない
- 以前よりやる気が出ない
- 性欲が低下している
もしかするとその原因は、男性更年期障害(LOH症候群・加齢性腺機能低下症)かもしれません。
男性更年期障害はテストステロンの低下によって起こり、身体や心にさまざまな症状をもたらします。しかし症状が多岐にわたるため「何科に行けばいいのか分からない」と迷う方も少なくありません。
この記事では、症状別に適した診療科の選び方や、忙しい方でも自宅から受診できるオンライン診療の活用法について解説します。
「どこで相談すればいいのか分からない」そんな方にこそ読んでほしい内容です。
男性更年期障害とは?|原因と主な症状

男性更年期障害(LOH症候群:Late-Onset Hypogonadism)は、加齢に伴うテストステロンの分泌低下が原因で発症する疾患です。テストステロンは男性ホルモンの一種で、筋力維持や性機能、精神的な活力に関わります。
ホルモンが低下すると、身体面と精神面の両方にさまざまな症状が現れます。
身体症状 | 精神症状 |
---|---|
疲労感・倦怠感 | 抑うつ気分 |
筋力低下 | 不安感 |
ほてり・発汗 | 意欲の低下 |
睡眠障害 | 集中力の減退 |
勃起不全・性欲低下 | イライラしやすさ |
症状は個人差が大きく、複数の症状が同時に現れることもあります。ストレスや生活習慣の乱れで悪化しやすく、放置すると生活の質が低下する恐れがあります。
また、前立腺疾患や糖尿病など生活習慣病を併発する場合もあるため、早期の診断と治療が重要です。
男性更年期障害の心身に現れる詳しい症状については以下の記事で解説しています。

男性更年期障害は何科で相談すべき?

男性更年期障害の症状は多様であるため、どの診療科を受診すべきか迷うことがあります。以下の表を参考に、症状に応じて適した診療科を選びましょう。
症状の傾向 | 適した診療科 |
---|---|
頭痛、めまい、倦怠感、ほてり | 内科 |
勃起不全、性欲低下、頻尿、朝立ちの減少 | 泌尿器科 |
抑うつ気分、不安感、不眠、意欲低下 | 心療内科・精神科 |
身体症状が強い場合は「内科」
以下のような身体症状が中心となっている場合は、内科での受診が適しています。
- 頭痛、めまい、倦怠感、ほてりなどが中心
- 血液検査や心電図などの基本的な検査で評価
- 糖尿病や高血圧など、他の生活習慣病との鑑別も可能
内科では、血液検査や心電図検査などの基本的な検査を通じて、男性更年期障害の可能性を評価できます。
特に重要なのは、これらの症状が他の疾患によるものではないことを確認することです。糖尿病や高血圧、甲状腺機能異常などの生活習慣病は、男性更年期障害と似た症状を引き起こすことがあるためです。
内科医は、テストステロン値の測定とともに、全身の健康状態を総合的に評価することで、適切な診断を行います。また、必要に応じて専門医への紹介も行ってくれるため、初診先として選択しやすい診療科といえるでしょう。
性機能や頻尿の悩みは「泌尿器科」
以下のような悩みがある場合は、泌尿器科での受診をおすすめします。
- 勃起不全(ED)、性欲低下、朝立ちの減少などの性機能障害
- 頻尿や残尿感などの泌尿器症状
泌尿器科は男性更年期障害の診療において中心的な役割を果たしており、多くの医師がこの疾患に精通しています。性機能に関する詳しい検査や、前立腺疾患の診断も同時に行えるため、包括的な治療を受けられます。
また泌尿器科では男性ホルモン補充療法の経験も豊富で、患者さんの症状や年齢、基礎疾患を考慮した最適な治療法を提案してくれます。前立腺がんのリスク評価なども含めて、安全性を確保しながら治療を進められるのも大きなメリットです。
気分の落ち込みや不眠がある場合は「心療内科・精神科」
以下のような精神症状が目立つ場合は、心療内科や精神科での受診が適しています。これらの症状は、うつ病や不安障害との鑑別が重要になるためです。
- 抑うつ気分、不安感、意欲の低下、不眠などが目立つ場合
男性更年期障害による精神症状は、単純なうつ病とは治療アプローチが異なります。そのため、男性更年期障害に詳しい医師による正確な診断が不可欠です。心療内科や精神科では、詳細な問診や心理評価を通じて、症状の背景にある原因を特定します。
また睡眠障害が併存している場合、十分な睡眠がとれないことでさらに精神症状が悪化する悪循環に陥ることがあります。専門医による適切な治療により、この悪循環を断ち切ることが重要です。
病院で行う検査と治療法

男性更年期障害の診断と治療は、症状に合わせて段階的に行われます。まずは、医師による問診や検査で原因を明らかにし、その結果をもとに最適な治療方針を決定します。
検査内容
診断の際には、以下のような検査を組み合わせて行います。
- 問診:症状や生活習慣、既往歴を確認
- 血液検査:遊離テストステロン値を測定(11.8pg/mL以下で可能性が高い)
- 関連ホルモン測定:LHやFSHなどを追加で測定
- 心理評価テスト:AMSスコアやADAM質問票で症状の程度を評価
これらの結果を総合的に判断し、ホルモン分泌の異常や症状の原因を明らかにします。
主な治療法
検査結果をもとに、症状の程度や生活スタイルに合わせて治療が選択されます。
- 生活習慣の改善:運動、食事、睡眠、ストレス管理を見直す
- ホルモン補充療法(HRT):注射剤・経口剤・ジェルなどで不足したテストステロンを補う
- 漢方薬:八味地黄丸や補中益気湯など、体質や症状に合わせて処方
- サプリメント:マカや亜鉛など、栄養面から補助的にサポート
生活習慣の改善と薬物療法を組み合わせることで、より効果的な症状の改善が期待できます。
受診を検討すべきタイミング

男性更年期障害の症状は人によって異なり、すべての場合で医療機関の受診が必要なわけではありません。ただし生活や仕事に支障が出る場合や、症状が長引く場合は早めの受診が推奨されます。
- 疲労感や気力の低下で、日常生活や仕事に支障が出ている
- 抑うつや強い不安感が続き、気分が改善しない
- 性欲の低下やEDが顕著で、生活の質が落ちている
これらの症状は放置すると悪化しやすく、仕事や家庭生活にも大きな影響を与える可能性があります。
受診を検討すべき症状例や目安については、以下の記事をご覧ください。

月島・豊洲エリアで男性更年期障害を相談するなら

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オンライン診療のメリット
- 自宅から受診でき、通院や待ち時間の負担がない
- 初診から薬の処方までオンラインで完結
- プライバシーに配慮した薬の配送(品名は非表示)
- 日本精神神経学会認定の専門医が診療を担当
- 必要に応じて高度医療機関への紹介も可能
オンライン診療の流れ
- 事前問診に回答
基本情報や現在の症状に関する簡単な質問に回答 - LINEで予約
カレンダーから希望日時を選択し、24時間いつでも予約可能 - ビデオ通話で診察
医師が症状を確認し、必要に応じて追加検査や治療方針を説明 - 薬の配送
処方薬は薬局から自宅へ配送。薬剤名を伏せて送付するため安心
このように当院のオンライン診療では、忙しい方でも通院せずに専門医の診察と治療を受けられます。
まとめ|迷ったらオンライン診療で気軽に相談を

男性更年期障害は、加齢に伴うテストステロンの低下によって発症し、疲労感や性欲低下、抑うつなど心身にさまざまな不調をもたらします。症状は個人差が大きく、複数の症状が同時に現れることも少なくありません。
症状に応じて内科・泌尿器科・心療内科・精神科など適した診療科を選ぶことが大切ですが、どの診療科に相談すべきか迷う方も多いでしょう。そんなときは、まずはオンライン診療を活用して専門医に相談するのがおすすめです。
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