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男性更年期障害の治療法を徹底解説!治療の流れやホルモン補充 生活改善のポイントも

男性更年期障害の治療法を解説するイメージ
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最近、疲れやすくなったり、やる気が出なかったり、些細なことでイライラしてしまうことはありませんか。40代を過ぎた男性に見られるこうした不調は、単なる年齢のせいではなく「男性更年期障害」が背景にある場合があります。

男性更年期障害は、適切な治療で改善が期待できる疾患です。それでも「男性にも更年期があるの?」「治療にはどんな方法があるの?」と疑問を抱き、受診をためらう方は少なくありません。

そこで本記事では、ホルモン補充療法や生活習慣の見直しなど、代表的な治療法とその流れ、費用の目安をわかりやすく解説します。症状を我慢せず、健やかな毎日を取り戻すための参考にしてください。

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目次

男性更年期障害とは?

男性更年期障害の概要説明イメージ

男性更年期障害は、加齢により男性ホルモン(テストステロン)が減ることで起こるさまざまな不調の総称です。身体面・精神面・性機能面に症状が現れることが特徴で、生活の質に大きな影響を与えることもあります。

  • 身体症状:疲労感、筋力や筋肉量の低下、骨密度の減少、ほてりや発汗
  • 精神症状:抑うつ気分、イライラ、不安感、集中力や意欲の低下、睡眠障害
  • 性機能症状:性欲低下、勃起不全(ED)、射精障害

原因はテストステロン分泌量の加齢による低下が主ですが、ストレス、生活習慣の乱れ、肥満、睡眠不足も関係します。

男性更年期障害の症状や原因については以下の記事でより詳しく解説しているので、併せてご覧ください。

男性更年期障害の治療が必要なケース

男性更年期障害を放置した場合の健康リスク

男性更年期障害は、放置すると以下のように深刻な影響を及ぼすことがあります。

  • 骨密度の低下による骨折リスクの上昇
  • 筋肉量減少や内臓脂肪増加による生活習慣病(メタボリックシンドローム、糖尿病など)
  • 心血管疾患(心筋梗塞や脳卒中など)の発症リスク増加
  • うつ状態の悪化や人間関係への影響

受診の目安は、症状が3か月以上続く場合や生活に明らかな支障が出ている場合です。症状が徐々に悪化している、複数の不調が重なっている場合も早めの受診を検討してください。

特に強い抑うつや自殺念慮があるときは、速やかに精神科医の診察を受けることが重要です。

男性更年期障害の主な治療法

男性更年期障害の主な治療法一覧イメージ

男性更年期障害の治療は、症状や重症度に応じて複数の方法を組み合わせて行います。

治療法 概要 主なメリット 注意点
ホルモン補充療法 注射・塗布剤で不足したテストステロンを補う方法 根本原因の改善が期待できる 投与方法や頻度によっては副作用や血中濃度の変動がある
薬物療法(抗うつ薬・ED治療薬など) 精神症状や性機能症状に応じた薬を使用 症状ごとに即効性が期待できる 原因の根治ではないため並行治療が必要
サプリメント・漢方 栄養成分や生薬で体質改善をサポート 比較的手軽に始められる 効果に個人差が大きい
生活習慣改善と心理的サポート 運動・食事・睡眠の見直しやカウンセリング 副作用の心配が少なく長期的効果が期待できる 習慣化が必要で効果に時間がかかる

このように治療法によって目的や効果、注意点が異なります。それぞれの治療法について詳しくみていきましょう。

ホルモン補充療法(注射・塗布剤・内服)

ホルモン補充療法は、不足したテストステロンを直接補う治療法で、日本では主に以下の3つの方法があります。

投与方法 特徴 メリット 注意点
注射 エナント酸テストステロンを2〜4週ごとに筋肉注射 効果発現が早く確実に値を上げられる 濃度変動が大きく症状の波が出やすい
塗布剤(ゲル) 皮膚から徐々に吸収 血中濃度が安定し生理的に近い状態 毎日使用が必要
内服薬 日本未承認(海外では使用例あり) 将来の新製剤に期待 現時点では国内で利用不可

ホルモン補充療法は男性更年期障害の根本的改善が期待できる方法ですが、副作用やそれぞれの特徴を理解し、医師と相談のうえで選ぶことが重要です。

治療薬の種類と特徴(抗うつ薬など)

ホルモン補充療法以外にも、症状ごとに以下のような薬物療法が行われます。

薬の種類 主な目的 代表的な薬剤 補足
抗うつ薬 気分の落ち込みや不安の改善 SSRI、SNRIなど 精神症状が強い場合に使用
ED治療薬 勃起機能の回復 PDE5阻害薬 血流改善による効果
睡眠薬 睡眠の質向上 睡眠導入剤、睡眠改善薬 睡眠改善はホルモン分泌にも重要

これらはあくまで症状を和らげる補助的な治療で、原因そのものを治すわけではありません。副作用や併用薬の制限もあるため、必ず医師と相談して使いましょう。

サプリメント・漢方

サプリメントや漢方薬も、男性更年期障害の補完的な治療として利用されることがあります。

  • サプリメント:亜鉛、ビタミンD、DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)など、テストステロンの産生や代謝をサポートするとされる成分が用いられます。
  • 漢方薬:補中益気湯、八味地黄丸、牛車腎気丸などが症状や体質に合わせて処方されます。

効果や適性は個人差があるため、使用の際は医師と相談することが大切です。それぞれの詳しい成分や効果、副作用などについては以下をご覧ください。

生活習慣改善と心理的サポート

薬物療法と併行して、日常生活の見直しも男性更年期障害の改善に欠かせません。

  • 運動:有酸素運動+筋トレを週3回程度行い、テストステロン分泌と筋肉量維持を促す
  • 食事:たんぱく質、必須脂肪酸、ビタミン・ミネラルをバランス良く摂取し、ホルモン産生をサポート
  • 睡眠:規則正しい生活リズムと快適な環境で質を高め、ホルモン分泌を安定させる
  • カウンセリング・認知行動療法:ストレスや思考の偏りを改善し、症状軽減と生活の質向上に役立てる

生活習慣の見直しは副作用の心配が少なく、長期的な効果も期待できます。

治療費と保険適用

男性更年期障害の治療費と保険適用のイメージ

男性更年期障害の治療費は、治療法や通院頻度によって大きく異なります。

ホルモン補充療法の場合、注射治療では1回あたり数百円から数千円程度(保険適用時)となります。月1~2回の通院が必要なため、月額では数千円程度の負担となるでしょう。塗布剤を使用する場合は、1か月分で数千円から1万円程度(保険適用時)の費用がかかります。

保険適用については、血液検査でテストステロン値の低下が確認され、症状との関連が認められる場合は、保険診療の対象となることが多いでしょう。ただし、美容目的や予防目的での治療は自由診療となる場合があります。治療開始前に医師と十分に相談し、保険適用の可否について確認することが重要です。

男性更年期障害の治療の流れ

男性更年期障害の治療を行う病院やクリニックの外観イメージ

男性更年期障害の治療は、診断から経過観察まで段階的に進められます。

初診時の検査と診断

初診では、まず医師が症状や生活習慣について丁寧に確認します。主な内容は以下のとおりです。

  • 問診:症状が始まった時期や経過、既往歴、服薬状況、生活習慣など
  • 血液検査:テストステロン値(遊離・総)を中心に、LHやFSHなどのホルモンバランスも測定
  • その他の検査:肝・腎機能、血糖、脂質など全身状態を評価する採血、PSA(前立腺特異抗原)で前立腺の健康を確認
  • 身体診察:筋肉量や体脂肪の分布、二次性徴の状態などをチェック

これらの結果を総合して、男性更年期障害かどうかの診断が行われます。

治療開始後の通院と経過

治療を始めた後は、定期的な通院で効果と安全性を確認します。

  • 初期通院:ホルモン補充療法の場合、月1〜2回の通院で血液検査や症状確認を行い、投与量や間隔を調整
  • 効果判定:症状の改善度を質問票や本人の申告から評価
  • 副作用の確認:肝機能や赤血球数、血小板数などを定期的に検査し、多血症や肝機能障害を早期発見
  • 安定期:症状や数値が落ち着けば、通院は3〜6か月に1回程度に延長

オンライン診療による治療

男性更年期障害のオン来診療について

近年は、通院負担を減らす方法としてオンライン診療も普及してきました。家から医師とビデオ通話で症状や治療経過を相談でき、薬の処方も可能です。

移動時間が不要なため、忙しい方や遠方の方にも適しています。当院でもオンライン診療を行っているので、興味がある方はいつでもご相談ください。

治療が受けられる病院・クリニック

男性更年期障害の治療を行う病院やクリニック

男性更年期障害は、症状の現れ方によって受診すべき診療科が変わります。ホルモン値の測定や治療を専門的に行う泌尿器科、生活習慣病を含め全身状態を総合的に診る内科、精神的な不調が強い場合に対応する精神科・心療内科などが主な選択肢です。

どの診療科が適しているかは、症状の種類や重さによって異なるため、まずは医師に相談して判断することが大切です。

診療科ごとの詳しい特徴や選び方については以下で解説していますので、あわせてご覧ください。

まとめ|早期治療で健やかな生活を取り戻す

男性更年期障害の治療で元気を取り戻した男性

男性更年期障害は、適切な治療によって改善が期待できる疾患です。ホルモン補充療法をはじめとする薬物療法や生活習慣の見直しなど、多角的なアプローチで症状を軽減し、日常の活力を取り戻すことが可能です。

大切なのは、つらい症状を我慢せず、できるだけ早く専門医に相談すること。症状や状態に応じて、泌尿器科・内科・精神科など適した診療科で治療を受けられます。近年ではオンライン診療も活用でき、通院が難しい方でも継続的なケアが受けやすくなっています。

もし今、不調や変化を感じているなら、一人で抱え込まずに医療機関へご相談ください。当院でもオンライン診療を含めた治療に対応していますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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